2019年01月25日

1月の活動報告

一般の方向けの講座は 1月14日に2講座、1月25日に1講座 計3講座行いました。

1/14 プレママミーティング 「母乳?ミルク?混合?」
妊婦さん2名。夫1名。スタッフ5名で開催しました。
・母乳かミルクかそこまで深く考えたことがなかったが、それぞれメリット・デメリットを知ることができた。漠然と母乳が足りなければミルクで…と思っていたが、母乳のパワーを知って是非母乳で育児したいと思えた。一人で悩まず、頼れる専門家に相談して適切なアドバイスをもらおうと思う。
・フリートークでお話しできる場面があり、自分の考えを聞いてもらえてよかった。
・初めての妊娠・出産で色々と聞きたいことがあったけど、病院の健診だけではわからないことが多く、今回は直接お話しできて、とても勉強になりました。ネットや雑誌だと情報が多くてどれが本当か分からなかったけど、今日聞いたことがとても印象的だったので覚えておこうと思いました。授乳が楽しみになりました。ありがとうございました。

と感想をいただきました。

1/14 みんなの子育ておしゃべり会「卒乳ってなぁに?」
6か月と10か月のお子さんを持つ親子3組が参加してくださいました。スタッフ5名で開催しました。
卒乳を考えていない時期の方も多かったので、それぞれの疑問や質問 ほかのママたちに自由にお話しをされてスタッフも少しアドバイスさせていただきながら 少人数ゆえ話もしやすかったようで3人とも「とても楽しかった」とアンケートにいただきました。

1/25 安産のためのお灸講座
妊婦さん2名(お子さん3人目 4人目)が参加くださいました。
今回逆子で32週となり、もしかしたら帝王切開!?上の子の時は大丈夫だったけど今回静脈瘤・腰痛がある。などお二人とも何かできることはないかと思い来てくださった方でした。
・先生の人柄がよく、安心して受けられました。毎日続けれるよう努力します。
・お産まで毎日やります。
と感想にいただきました。お二人とも「来てよかった!!」と笑顔で帰られていきました。
参加者は少ないですが、逆子で帝王切開、次の子は当然帝王切開ということが少しでも少なくなるよう、また妊娠中から自分の体と向き合うきっかけにもなる このお灸講座 引き続き3か月に一回行うことにしました。今まで経産婦さんが参加する率が高いのはきっと一度妊娠と分娩を経験したからこそかなと思います。意外と自分がおなかが張っているということも分かっていない方もいるので、参加して気づけるだけでいいのになぁと思います。
次は4月にあります。どうぞよろしくお願いします。
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1/24産後ケア研修第2弾報告

豊川の産前産後ケアハウス虹色びれっじを開設された助産師であり産後ドゥーラの鈴木佐和子さんをお招きして、産後ケアの実践についてお話をいただきました。
先生が産後ケア施設開設をしようと思った動機(生い立ち)やほかの産後ケア施設見学から学んだこと、現在の産後ケア(事業)内容 運営や経理面など教えてくださいました。

参加者 会員10名 非会員8名 
(アンケート回収15人中 助産師12人 保健師5人 の他 鍼灸師、保育士、読み聞かせの方もありました)
(豊田市・みよし市7人 の他長久手 刈谷 豊明 瀬戸 名古屋市緑区 西尾 碧南 からも参加くださいました)

IMG_20190124_105121.jpg

Q.今後どのように自分は産後ケアに携わっていきたいかという項目に下記をいただきました。

・産後ドゥーラになって、早朝パート保育+産前産後ケア、子どもの発達支援をしていきたいと思う。
・育児サークルや街の保健室などマイペースにやっていこうと思いました。
・まだ未知数です。
・産後ケア事業を保健所との連携をしていきたいと思っていましたが、いろいろもう少し計画をしようと思いました。
・お金のことに安定したらやりたい。
・お金と人と自分の働き方ももろもろあわせてどうすれば産後のママや子どもや家族の強力な支援者になるか考え行動していく!!
・すぐに施設を構えることはできないため、場所を借りながら毎週〇曜日はここに助産師がいるという場所をつくっていきたい。名古屋市緑区に。(ママたちが)気軽に外にでられるようにしたい。
・来月新しい土地に引っ越すので、まだ具体的には浮かびませんが、自分のできることを考え探していきたいです。
・まだ具体的には言えませんが、いずれ産後ケアに関わりたいと思っています。(関われたらいいなという思いです。)
・助産師としてとても魅力的な事業だなと感じました。今現在友人の産後ケアをしていたこともあり、とても興味を持ちました。
・マタ研で。マタ研を通してより多くの方をつなげていきたい。

IMG_20190124_105102.jpg

感想は下記をいただきました。
・虹色びれっじの見学に行きたいなと思います。有給をもらって参加してよかったです。
・さわ子さんのかざらないお話にとてもひきつけられました。自分にできることしっかりやっていこうと思います。
・いろいろ聞けて良かったです。ありがとうございました。
・経営の考え、スタッフとの関係性等とても参考になりました。
・具体的、その時のお気持ちも含めてお話しいただいて大変参考になりました。産後ケアをしたいという思いと事業の難しさを感じました。でも思いを現実にしていけるよう頑張りたいなと勇気をいただきました。ありがとうございました(^^)
・とても刺激になりました。ありがとうございました。
・さわ子先生の人柄がこれほどのスタッフを集め、ママたちや多くの人をつなげるのだと思うと羨ましいなぁと思いました。想像していたとうり経営はかなりうまくいっても活動の存続できる程度という感じのようですが、儲けるということではなく自分のやりがいと使命と思って私もやれたらと思いました。(ただ自分は赤字にさせてしまうことしか想像ができない。生きていけるのかしらん。)
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2019年01月14日

地域におけるマタニティ教室は必要か(2)そして最後まで

「地域におけるマタニティ教室は必要か」の続き、そして最後まで行きたいと思います。
(エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
赤ちゃんが社会人になるまで18~22年。でも自分のことが自分である程度できるようには小学生高学年くらいになるとできている。なら12年。それまでに人を信じて自分の失敗を温かく見守られそしてどれだけ失敗もチャレンジもしてもいい。そんな家庭や社会を感じられればあとは何とかなるのでは。その子が結婚し、子どもを育てたら、きっと子どもはもっと楽に育てられる。
産後のママが悩み試行錯誤することを応援し、一緒に子どもの成長の様子を失敗も含めて受け入れてもらえるのであれば、何をするのも怖くない。そして肯定的に自分が社会から認められていると感じた親の元だから子どもがする失敗も許される。人が成長し、社会で活躍するにはそんな家族が多くなるとチャレンジと失敗を怖がらない、どう乗り越えるかと考える人が増え、人への信頼と優しさにあふれ、前を向いた人が増え、結婚や子どもを育てる選択をする人も増えていくのかもしれない。
妊娠の最初の時期から十分な投資がされれば、今の社会的な様々な問題の解決になるのではと思う。
虐待が起こってから支援、自殺したから支援など起こってから支援はその時はよいかもしれないけど、ずっと将来につながるような支援にはとても多くの時間が必要。起こる前の事前投資の方が結局は経済効果が大きいと思う。だから学生時代の思春期教室も大事。でも今は少ない支援者で必死にスクリーニングかけて 手厚い支援の矛先を抽出して 起こり始めた現象にそれ以上大きくならないよう頑張っている。妊娠中、産後の要支援対象者が以前よりどんどん増えてもいて、それは穴の開いた船底の水を一生懸命汲み出し沈没をしないよう頑張っているようなもの。結局社会の問題の将来的な解決にはほとんどならないのではと思う。

話はそれるが、生まれてすぐの赤ちゃんは言葉も通じないし、自分のことはまったくできない。ということは介護という観点からすると下記の表から要介護5の状態といえる。そして介護者のメインは産後の体が回復途上のママたちと表現できる。
図19.要介護度状態像.jpg
赤ちゃんをこの表の介護度という視点で寝返り、排せつ、着脱、入浴の部分だけで判断すると、生後すぐから5−6か月までくらいが要介護度5で成長とともに介護度が下がっていく。
ちなみにこの要介護度5の方の介護保険は360650円/月が利用限度額 2割の自己負担で様々な介護が受けられる。妊娠中は様々なストレスと不安も持ちやすい。そこで要支援1として50030円/月 2割の自己負担額を出せば地域の様々なストレスや不安解消となるサービス(マタニティ教室、家事や料理教室、育児講座、カウンセリング等)が受けられるとなると今 家事育児の伝承が家庭内ではむつかしいし、夫婦でセラピーをうけるなどで関係調整すると心も落ち着くと思うので、妊娠中がこういった学びをし子育てに備えるというのに使える制度があるといいのではと思うのである。
図20.介護支給額と自己負担額.jpg

赤ちゃん生まれた時から毎月この要介護度5程度の金額を赤ちゃん一人当たりに支援される制度があったなら、週に数回の家事支援や育児支援が受けられたり 産後ケア施設も利用することもできる。ママやパパだけで頑張ることが当然ではないという社会になり、介護と同様もっとみんなが楽に生きられるのではと思うのである。

7. 今マタニティ研究会としてできること
「来年度マタニティ教室をするのか しないのか。」で始まったこの連載。
平日しか自分たちは活動を提供できないという結論(「マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史」を参照)。要支援対象者の増加を感じ、産後ケア事業を開始するという会としての方向性もある。現会員の活動限度を考えると今までのマタニティ講座の運営は無理である。そう来年度 今までのような年間通して、数クールするようなマタニティ教室はできない。
しかし産後の支援は後手支援。妊娠中いや妊娠前から家族力を高める支援が必要。
形を変えた講座運営をやはり考え 実施していかねばという結論となります。
ここまで最後まで読んでくださった皆様。どのような講座がより多くの人に必要だと思いますか?こんな講座を是非など どうぞご意見お待ちしています。
mataken@email.plala.or.jp まで どうぞよろしくお願いします。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
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地域におけるマタニティ教室は必要か(1)

下記についても筆者の感じたことを書いていて、マタニティ研究会全体の総意ではない。異見もあることは承知であるが、一つの意見としておおらかに取ってくださるとありがたい。

(ア) 交流館時代の産後母子の様子
今よりネット環境が充実していず、本や知人、マタニティ教室から妊娠出産時期の必要な情報を得ていた。不安があればその気持ちを含めて聞いてもらいながら友人や家族と話し、必要な支援もその時にお互いがすり合わせができていた。産休・育休という方ももちろんいるが、結婚や妊娠を機に仕事を辞めた人も多くいて、育児をどのように自分の生活に受け入れていくか、自分を母としてどのように生活の仕方を変えるか覚悟も持たざるを得なかった。
自分の友人も同じ時期に結婚や妊娠をしているので、聞きやすかったり、また一緒に産後も行動を共にしやすかった。教室をすると数人が積極的に他の人に声をかけ、お互いをつなぐ努力を自然と行っていた。

(イ) 昨今の産後母子の様子
情報は必要と思ったものをいつでも検索できるので、困ったら探してみればいいと思うのだろうか。妊娠中の準備では 出産で不在の時の仕事や家事についての調整、夫と一緒に子育てする段取り、保育園への入所準備、復帰後の子どもの送迎や子どもの休園にどのように対応しようか、住まいをどのようにしようかという視点が多くなる。妊娠中の不安は出産や育児ではなく、もっと先の人生設計に向かっている。すぐ復職でもあり、困ればすぐに必要な情報は何でも見つけられるので、友人を必要と思わない。漠然とした出産への不安があったとしても病院は安全に産ませてくれるだろうと考え、自分の生命危機や赤ちゃんの健康異常等は自分にはないに違いないと思っている、もしくは他のことで気を配ることが多いので気づかない。育児の漫画やブログで何となく子育ては大変という覚悟はしているので、自分は大丈夫と思えてもいる。その時期は一時期だから、分からなければネットで調べればいいと。
以上は極端な書き方かもしれないが、夫と家族で乗り切れるという気持ち、自分は気持ちも物も準備はできているという自信、今まで頑張れば乗り切れたという経験からの自信があるようにも思う。
 そして子どものちょっとした変化をずっとネット検索し、納得する回答を見つけることに気を回し、疲労している。子ども自身を見てどうするのがいいか考え試行し判断してという動きが取れない、そんな状況の母子の姿もある。人に聞くということが「そんなことも知らないの」といった自分の知識不足や母親として失格なのではという評価となりそうで、また自分をそのように認知することへの恐怖もありそうかなと思う。人に何から何まですべてを尋ねたり(判断しない)反対に自分で全てをこなそうとしたりなど、上手な甘え方を知らない人が多い。多分今まで決めず、親や先生の言うように生きてきたり、責任を自分で担うことを避けてきた、もしくは他人のせいで自分が被害をうけないためには自分で全てしないと安心できないという生き方をしてきたのでは。それが「赤ちゃんが怖い」「死なせないか心配」という言葉になるのではないかと思う。

(ウ) 今の産後に求められる支援
「ママになったのだからもっと頑張りなさい」、「頑張りすぎずにもう少し人に頼りなさい」全く反対だがそういいたくなる人が多い。でも本人はそうやって今まで生きてきたのだから、赤ちゃんを産んだからといってすぐに変わることはできない。苦しい気持ちを乗り越えてやっと人に上手く甘えたり、自分が子どもを育てるという覚悟がついてくる。その過渡期はとてもつらい。
人に上手く甘え、子どもから逃げないそんなママやパパを作り出すのは、やはり時間と母子を応援する社会システムだと思う。皆自分のことに精いっぱいで人に配慮する余裕がない。だけど、結婚することになった相手は少なくとも他の家族より時間を作ってくれるだろう。ただ、お互いまだまだ知らなさすぎる。これからは家族力を高める支援が重要かと思う。家族も赤ちゃんや小さな子どもがあるとどれくらい支援が濃厚に必要かを知らないと、仕事を休んだりして、母子を支える時間を作ってもらえない。それには介護休暇のごとく産休や育休は祖父母にも作るべきと思う。妊娠中や産後の心や身体の変化をもっと本人を含め多くの人に知ってもらうこと、いたわられ大切にされる社会であること。母子を支えたいという人が活動しやすい社会であること。政治的な変化がないと実現できなさそうかもしれないが、少子化だからこそ一人一人が社会人として責任を持ち、やりがいを仕事でも育児でも感じる人材育成が必要だと思う。そして一生懸命に取り組んでも上手くいかないことがある。人は誰でも失敗する。どう立て直そうかとともに考える。見守る。支える。失敗を容認する優しい社会でなければ みな何とかして責任放棄・自己弁護できないかに心を配り、それにとらわれ、人を信じず、何とか自分だけで完結できないかと苦しむことになる。結局 結婚し、子どもを育てるリスクを放棄するのかもしれない。

次は「地域におけるマタニティ教室は必要か(2) 」に続きます。
これは「次年度マタニティ教室はするのか しないのか」から始まって下記の内容で書いてきています。
ご興味のある方は引き続きどうぞご覧ください。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
posted by ばんかく at 17:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

一助産師(筆者)としての葛藤(2)

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
posted by ばんかく at 21:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月09日

一助産師(筆者)としての葛藤(1)

ここでは妊娠中の方々や産後の方々に接してきた私の感想や思いをただただ書いてみる。先のブログの続きとして書いているため、当ブログにそのままアップさせてもらっているが、これは個人の主観であり、マタニティ研究会全体の総意として書かれているわけではない。

(ア) 職能としての使命感
虐待や自殺等 幸せな家庭生活とは真逆の生き方となる人がいる。それはもちろん、自分が今までいた環境もあるだろうし、今までの生き方が影響していることもある。妊娠や出産は女性として大きく変わる時期であり、どの女性も不安や恐怖の感情を持つ。上手く助けを求めることができる人もいれば、困っていることが上手くわかってもらえない人もいる。気づかれないよう頑張る人もいる。そんな時に人のやさしさを感じることがあれば、子どもにも自分にも優しくなれる。それが信頼できるパートナーや、自分の家族や相手方の家族からもたらされた優しさであれば 私たちはほんの少しの育児のアドバイスだけですむ。でもそういう家族がない場合は 赤の他人でも心から心配してくれる人がいると感じ、自分を大切に思ってもらえている気持ちを受け取ることで辛い環境を乗り越え 子どもとともに頑張る力が湧いてくることがある。この不安定な時期を支えたいと心配する助産師・保健師が自分の時間を作ってこのマタニティ研究会に所属し協力してくれていると思っている。だからこそ自分の職能としての使命感が参加者が少ないからといって、本当にマタニティ教室をやめていいのかという葛藤につながっている。

(イ) 少子化でも需要に足りない。
@ 医師編
産婦人科医師は高齢化や健康問題で少なくなり、閉院するなど、出産できる産院はどんどん少なくなっている。分娩取扱いの診療所、2006年1818→2016年1382施設 一般病院2006年1003→2016年607施設。また地域周産期母子医療センター(図の「地域」青ライン)総合周産期母子医療センター(図の「総合」赤ライン)は微増しているが、全体の分娩取扱い施設数は2006年3098→2016年2392施設と減少している。(下記の図)
図11.分娩取扱い施設数と医師の推移.jpg
補足
『診療所』とは病床19床以下の施設のこと 
『一般病院』は病床20床以上の施設。
『地域周産期母子医療センター』は,産科及び新生児医療を担当する小児科,小児外科,眼科等を備え,高度な周産期医療を行うことができる医療機関として都道府県から認定される所。愛知県ではH30.4現在12施設。
『総合周産期母子医療センター』は MFICUを6床以上、NICUを9床以上を有すなど相当規模の母体・胎児集中治療管理室を含む産科病棟、及び新生児集中治療管理室を含む新生児病棟を備え、常時の母体及び新生児搬送受入体制を有して、合併症妊娠、重症妊娠中毒症、切迫早産、胎児異常等母体、又は児におけるリスクの高い妊娠に対する医療、及び高度な新生児医療等の周産期医療を行える医療施設。(ウィキペディアより)愛知県ではH30.4.現在7施設。
『周産期』とは妊娠後期から分娩、産褥期、新生児期早期までのこと
図13.愛知県周産期医療システム.jpg
これは、愛知県周産期医療情報システムのホームページから妊娠、出産、新生児の救急救命の流れを示すシステム図なのですが、
1.正常分娩及び軽度の異常分娩の場合→地域医療施設 産科の診療所や一般病院 助産所となる。但し、助産所は正常分娩のみを取り扱う。
2.ハイリスク分娩等重篤な場合→地域周産期母子医療センター 
3.再重篤な場合→総合周産期母子医療センター
赤ちゃんが
・低出生体重児の場合→NICU設置病院(しかし治療を要しないだいたい2000~2500g未満の低出生体重児は1の施設ですごすことも多い)
・胎児・新生児の再重篤な場合→県あいち小児医療センター
・在宅移行の支援を必要とする場合→県コロニー中央病院
と体系をとって、母子の命を守っている。
この1.正常分娩及び軽度の異常分娩を取り扱う地域医療施設 つまり診療所・一般病院が 先のグラフより少なくなってきている。

余談だが、下記の表(診療科目別に見た一般病院数の推移)を見ると精神科がとても増えたとわかった。精神疾患合併や受診歴を持つ妊婦さんが増えているのを感じていたが、妊娠・出産・育児期に精神科受診を勧奨するママたちも増えているので、命を守る体制と合わせて心を支援する体制と充実も課題だなぁと思う。
図12.診療科目別に見た一般病院数.jpg


次は「一助産師(筆者)としての葛藤(2)」に続きます。
これは「次年度マタニティ教室はするのか しないのか」から始まって下記の内容で書いてきています。
ご興味のある方は引き続きどうぞご覧ください。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
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2019年01月07日

マタニティ教室の役割とは

マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史」の続きです。

ここで妊娠中の健康教育いわゆるマタニティ教室のそもそもの役割を産院、市、地域のNPOの立場から考えてみたい。なお下記はマタニティ研究会発足当時から所属し、活動をし続けている筆者自身の主観で書いており、マタ研のブログを使わせてもらっているが、これから先はマタニティ研究会会員の総意の文章ではないことをお伝えしておきたい。

(ア) 産院マタニティ教室
産院の役割としては 妊娠中の異常を早期発見し治療を実施する。また必要であれば早期に適切な高次医療機関への搬送が行える。無事妊娠の終了を迎えるようにする。出産を援助し、母子とも退院まで問題なく健康な状態で送り出すことが重要となる。そして産後1か月健診まで正常経過をたどっているのか主に母子の健康チェックをすることである。
となると、マタニティ教室では妊娠中の定期検診をきちんとうけてもらうこと、母体が早期に異常に気付き早期受診してもらうこと、出産が無事行えるような体作りをしてもらうことが大きな目的となる。妊娠中・産後は女性にとっての大きなライフステージの転換期であり、うつなど精神的な問題も起こりやすい。助産師外来等で個別の家庭状況に応じた支援も大切であり実施している産院もある。しかし産院マタニティ教室では必要時間内に産院の役割以上の退院後子育てまでを見越した教室運営になりにくいと考える。

(イ) 市町村マタニティ教室
市の役割としては 妊婦や小さな子どもを持つ市民が家庭で過ごす時に自助的に安心して子育てができるような環境を作り出してもらうための働きかけをする。公的な支援を整備し、支援制度の情報提供と制度を市民が利用しやすいよう 教室を通して顔をつなぐ役割を持つと考える。市民が妊婦や子どもがいる環境を受け入れ、今までの生活から新たな家族が増える社会生活が再編しやすくなるような知恵や公的支援を含めた情報提供、愛着形成を促すような内容になると考える。

(ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
病院勤務の経験があるので、様々な妊婦と家族の妊娠中、出産、産後早期の様子を理解できる。地域で活動しているので退院後の母子や家族の支援もしている。その経験から妊娠中からどのような知識や技術、支援が 現在行われている教室に更に必要か分かる。そういった今 手の回らない隙間を埋める役割がNPOとしての活動ではないのかと考える。妊娠中〜出産後の乳児期の育児期間まで切れ目なく同じ顔がつながる。病院、市町村では学びにくい内容を選んで講座をすることができる。少人数ゆえ人形や体を使った体験で予行演習ができる。産院が違えば教室で聞く内容も異なることから、マタ研は基本的な妊娠中の情報提供も行ってきた。

次は「一助産師(筆者)としての葛藤」に続きます。
今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること

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2019年01月03日

マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史

マタニティ講座の受託時代と自主開催時代の2期に分けて書いていきたい。
(ア) 交流館からの委託時代
「夢を語る会」として2002年より地域で働く助産師や産休中の助産師で月1回集まっていたのが、当会の始まりとなっている。交流館での講座を是非団体として受けてほしいとの要望より2003年「マタニティ研究会」として2010年に市民活動センター登録をするまで妊婦、産後のママ中心の講座委託を受け活動を行ってきた。
当時の記録には参加数が不明もある。おおむね記録が残されていた2005年から下表を作成した。マタニティ研究会が市民活動センター登録団体となるまでの2005年(平成17年)~2009年(平成21年)には年間9-11回のマタニティ教室が行っていた。平均妊婦参加者数8.6-12.4人/回 マタニティの内容であっても産後の親子も参加できる内容(マタニティウォーキングやヨガ、出産体験を聞こう等)もあったので、妊婦の夫や産後の親子や付き添い祖母等も参加をし109-281人/年あった。団体で受けているので、講座講師担当二人をつけ、講座時間全体における内容展開に深みを持てるようにした。また見学希望会員の講座運営補助もあった。このことは会員間の講座運営を学ぶ機会となったばかりか、参加者へのきめ細かいフォローもすることができた。よってスタッフ人数の平均は2.5-3.6人/回であった。2009年に今まで行っていた交流館講座の打切りが打診されていたため、2010年より市民活動登録団体となった。この2010年の開催講座名、開催場所は変わらないが、平均妊婦参加数(3.8人/回)や妊婦以外の参加者数(8人)と激減していた。その理由に関しての記録が見いだせないため不明である。

図8.マタ研妊婦講座受託時代.jpg

(イ) 市民活動センター登録後の自主開催
市民活動センタ―登録団体となると、市民活動センターを無料で使え、そして広報等の積極的協力が得られる。交流館からの委託がなくなったことで会の解散もあるのだが、今まで地域で行った活動を消滅させることはいけないと、活動継続をすることにした。団体の規約等作成し、総会の開催、そのための資料作成など今までしてこなかったことをすることとなった。会場取り、広報等への宣伝、会場準備、物品用意、活動の報告等 委託講座であればその場にただ行けばよい状態から すべての運営をすることになった。自分たちの労務費は参加費より捻出することになった。委託であれば参加人数が何人であろうとも収入が決まっているので、スタッフにいくらという確実な支払いを約束できるが、自主開催では参加者によって収入が異なる為、事前約束ができない。収入―必要経費=利益のすべてを講師・お手伝い謝金とし、ポイントで換算、半年ごとでの支払となった。
 実際自主開催となってからの昨年度までのマタニティ教室は下記である。
図9.マタ研妊婦講座自主開催.jpg
妊娠時期はそれぞれあるが、こういった講座に参加できる時期は限られている。どの時期の方も参加できるよう通年で行う。初産経産関係なし、興味ある内容にだけ参加できる。夫、家族、祖父母、姉妹も妊婦と一緒に参加可能。参加費は1組での金額(1000円/組 沐浴は2000円/組)。豊田市外の人も参加できる。開催は平日。として行ってきた。
この自主開催になってからは参加組数2.5-5.9組/回 実際は平日開催なので組といっても妊婦一人の参加がほとんど。会場準備運営を安全に行うためスタッフ最低3人で組んでおり、実際携わったスタッフは2.3-4.6人/回であった。そうするとスタッフが参加者数を上回ることが多い状況である。講座は個別でのやり取りとなることが多く、圧迫感があるとは思うが、「気軽に聞けて良かった」等聞かれ、下記の表・グラフのように参加者の満足度は「とてもよかった。」「よかった。」という高評価が96%であった。

図10.マタカレアンケート評価.jpg

しかしこの参加者が少ないことが自分たちの行っていることが自己満足ではないのか、不要なのではないのか、時代にあっていないのでは ではなぜ続けているのかという自問となっている。土日、夜間の開催にしたらもっと有料でも来てもらえるのではないかという考えも子どもが大きくなると浮かんできていた。しかし、ほとんどの会員は主婦であり、子どもがあり、地域の役員等しなければいけない。助産師・保健師の時間外勤務相応の謝金が当会でお支払できないのであれば、その時間を拘束することより、家庭を大事にしてほしいし、病院の夜勤や日勤も土日は不足するので そういったところで活動し妊産婦を支えてほしいと思う。そうなると当会の限界は平日開催ということになる。

次回は 「マタニティ教室の役割とは」について考えてみたい。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
posted by ばんかく at 19:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月30日

豊田市によるマタニティ教室の変遷

豊田市ホームページにある「保健福祉レポート」より妊娠中の健康教育事業を抜粋し、その数字からの私見を以下に書かせてもらう。マタニティ研究会発足の2003年からを紹介したい。
なお各年の数字を抜粋し表に作り直しているので、転記間違いもあると思う。正しい数字は「保健福祉レポート」で参照していただきたい。正確でない可能性があるので以下の表は全て他に引用はしないでほしい。

2003年〜2017年に行われていたが廃止された妊娠中の健康教育は以下である。
1. ママになるために(母子手帳交付に合わせて行われた30分程度の講座 母子手帳の随時交付に合わせて現在の下記のパパママ教室に代わった。)
図3.ママになるために.gif
2. マタニティ教室(交流館と市の共催事業、平成25年より交流館主体 講師派遣事業となっていたが、平成29年に終了)
図4.市マタニティ教室.png

2018年現在 豊田市が行っている妊娠中の健康教育は以下である。
1. パパママ教室(月1回 年保健師6回 栄養士6回で行われている。初妊婦と夫対象)
図1市パパママ教室.gif
2. 2ndマタニティ教室(第2子以降出産予定の妊婦と家族対象)
図2.2ndマタニティ.gif
交流館でのマタニティ教室は2003年は市内5か所で7期(1期4回)行われ、母子手帳交付に合わせての教室(ママになるために)も年間120回(月5回1時間/回)行われていた。交流館でのマタニティ教室は平成24年に最高10か所10講座の年もあった。当時引っ越してきたばかりの私も助産師であることを隠して参加したものだ。以前はパパママ教室の参加者割合を母子手帳交付人数における初妊婦で計算し記載され、市における妊婦教育の重要性を感じるものであった。しかし年々交流館や市主催のマタニティ教室は減少した。共働きによる平日参加から土曜開催を作る 初妊婦しか参加できなかったのが、経産婦が参加できる2ndマタニティを新設するなど工夫をされており、開催当たりの参加者人数は大きく変わってはいない。(下記表参照)
※下記表は1回あたりの参加がどのくらいなのか 見るために計算したものである。
計算間違え等やとらえ違いもあると思う。先の表と同様こちらの転用による責任は負いません。
図5.市平均参加者数.gif
図6.市平均参加者数2nd.gif
しかし実際のその年の出生数における市の妊娠中の健康教育講座の参加割合は開催数の減少もあり少なくなっている。(下記図。)
またここ近年は豊田市保健センター(豊田市役所東庁舎3F)のみの開催となっている。
図7.市参加割合.gif
市内のほとんどの産院ではマタニティ教室が行われ、助産師外来等での指導もされている。そのことが市の提供する妊娠中の健康教育の重要性が薄らいでしまったようである。このように市がどんどんマタニティ教室の回数を減らしていったのに、当会がこの事業を年間通して続けている理由を次からお伝えしたい。

この1つ前は
来年度マタニティ教室はするのか しないのか

次は マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史 です。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
posted by ばんかく at 21:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

来年度マタニティ講座をするのか しないのか

マタニティ研究会では 毎年12月に来年度事業をどうするかを話している。次年度事業で使う会場の抽選申込があるからだ。今年も申込用紙がくる3か月前の9月すぎから、いやもう何年もずっと悩み続けている事業がある。それは妊婦と家族が参加できるマタニティ教室。以前は「マタニティカレッジ」、現在は「プレママミーティング」と名付けた教室のことだ。市民活動センター登録団体となった時から、時代に合わせて内容や継続回数を変え 参加者が平日に参加しやすい時間や曜日はどこだろうかと模索しながら8年行ってきた。交流館時代からしたら当会が行うマタニティ教室は15年となる。地域で働く助産師として地域で行うマタニティ教室が絶対に必要と思う使命感で続けてきた。
ではなぜずっと悩み続けているのか。それはいつも参加人数が少ないということだ。自治体主体や病院主催の講座は無料がほとんどだが、当会の講座は有料。また任意団体であり、確かに信用もない。
市や交流館で行われているマタニティ教室はこの15年で様々形を変えてきた。(「豊田市によるマタニティ教室の変遷」へリンク。)
しかしマタニティ研究会は
・初産婦・経産婦の区別はなし ・妊娠時期がいつであっても参加できる 
・夫だけでなく家族の参加も可能 ・どこに住んでいても参加可能
・病院や公共の講座にない妊娠中に知ってほしい知識と技術そして安心を与える
を常にしつこく行ってきた。
たとえ事前申込み0人であっても、当日来る人もいるかもしれないとスタッフ3名以上で会場に待機し 時には沐浴となると多くの物品の搬入をしたが、当日参加もなく開催ができなかったこともある。
本当に地域で助産師・保健師が行うマタニティ教室は不要なのか。今回存続中止を決定するうえで再考していきたい。

つぎは「豊田市によるマタニティ教室の変遷」について書いていきます。

今までの目次は下記です。


1. はじめに→「次年度マタニティ教室はするのか しないのか
2. 豊田市によるマタニティ教室の変遷
3. マタニティ研究会におけるマタニティ教室の歴史
 (ア) 交流館からの委託時代
 (イ) 市民活動センター登録後の自主開催
4. マタニティ教室の役割とは
 (ア) 産院マタニティ教室
 (イ) 市町村マタニティ教室
 (ウ) マタニティ研究会(地域助産師・保健師)によるマタニティ教室
5. 一助産師(筆者)としての葛藤
 (ア) 職能としての使命感
 (イ) 少子化でも需要に足りない。
6. 地域におけるマタニティ教室は必要か
 (ア) 交流館時代の産後母子の様子
 (イ) 昨今の産後母子の様子
 (ウ) 今の産後に求められる支援
 (エ) 後手支援より早期支援の方がコストも時間もかからない。
7. 今マタニティ研究会としてできること
posted by ばんかく at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする